感想メモ

「オリエント急行殺人事件」 20世紀フォックス(映画/2017年)

アガサ・クリスティ原作のあまりにも有名作品の映画化。1974年のS.ルメット監督、A.フィニー主演のもののリメイクと言う訳でなく、原作を新たに再構築した作品でケネス・ブラナーが監督と主演を務める。 基本的には原作に沿っているが、現代風(?)にアレンジ…

銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE

第12話「死闘(後編)」にて一応TVは終了。まあそれはそれでいいのだが、原作第1巻を完結出来ずに「続きは映画で」と言うのは酷いとしかいいようがない。旧作は「新たなる潮流」まで16話使っているが、内4話は外伝とオリジナルのエピソードのため、実質は12話…

「銀河英雄伝説 Die Neue These」第3話、4話

ラインハルトとキルヒアイスの過去と現在の3話とヤンの過去話の4話。当面は帝国・同盟・帝国・同盟と行くのか?と思ったら5話は「第13艦隊誕生」とのこと。 3話は概ね原作に従っているが4話は随分過去エピソードを膨らませている。それぞれ製作者の個性が出…

「銀河英雄伝説 Die Neue These」第1話、2話

アニメのリメイクではなく、原作準拠でのアニメ化と言う事だが、細部では余裕で原作と違うし演出が大きく変わって居て、前作を見ていても中々楽しめる。ただCGバリバリで絵が美しいのはいいがややごちゃごちゃして見える、と言うか宇宙船の間が狭すぎてひや…

「黒井戸殺し」

三谷幸喜脚本による「アクロイド殺し」の翻案。名探偵、勝呂武尊の再登場だが、先年の「オリエント急行殺人事件」の惨状再びになるかと思いひやひやしたが、想像以上に原作を忠実にドラマ化していて逆に驚いた。野村萬斎の勝呂演技は相変わらず違和感はある…

今日読んだ本

阿刀田高「日本語の冒険」 KADOKAWA(文庫/角川文庫) 日本語の冒険 (角川文庫)作者: 阿刀田高出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2016/12/22メディア: 文庫この商品を含むブログを見るカルタや和歌、俳句など、「言葉」についての短編集。短編なので読みやす…

今日読んだ本

ジョン・ディクスン・カー「緑のカプセルの謎」 東京創元社(文庫/創元推理文庫) 緑のカプセルの謎【新訳版】 (創元推理文庫)作者: ジョン・ディクスン・カー,三角和代出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/10/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (12…

北畠親房(今谷明 訳)「現代語訳 神皇正統記」 KADOKAWA(文庫/新人物文庫)

南北朝時代の南朝の公卿、北畠親房の記した歴史書。 神代から後村上天皇まで天皇の代毎に記述し、それぞれについてを北畠親房の考える正理に基づいた批評をしている。 史書としては、時代や立場を考えれば仕方ない面もあるが、不正確な部分が散見されるし、…

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

「宇宙戦艦ヤマト2199」のオリジナル劇場版。時系列的にはイスカンダルでコスモリバースを受領した24話とデスラーとの最終決戦の25話の間にあたるエピソードとなる。 艦隊戦は中々見応えがあり、割と早くネタは割れるが「火炎直撃砲」のインパクトが凄い。地…

倉本一宏「藤原道長「御堂関白記」を読む」 講談社(B6/講談社選書メチエ)

藤原道長「御堂関白記」を読む (講談社選書メチエ)作者: 倉本一宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたる事の無きと思うへば」で名高い藤原…

「神のみぞ知るセカイ」最終話、関係ないけど仕事

「週刊少年サンデー」連載の若木民喜「神のみぞ知るセカイ」がFLAG268にて最終回を迎えた。ヒロインの明暗が分かれた。攻略ヒロインは一応フォロー有で、天理と「どーちゃん」が最後の最後でいい場面を持って行った感がある一方、ハクアの扱いがあんまりかな…

秋開始作品他

取り敢えず消化中。 「WHITE ALBUM2」 原作はAQUAPLUSのゲームだが未プレイ。実際何も知らずに観始めたのだが悪く無い。と言うか現在今期一番真面目に観てる気がする。ハーレム物でない恋愛もの…到底「ラブコメ」とは言えないな、これ…は新鮮だ。全年齢版に…

今日観たもの

そんなこんなで今日観たもの。 「宇宙戦艦ヤマト2199」 最終回。旧作で言う所の26話の後半あたりか。思っていたより綺麗にまとまって居たと思う。艦長の名セリフがそのままなのはうれしい。号泣するが。森雪の復活には一応理由付けされているのでまあこんな…

新久千映「ワカコ酒」1巻 徳間書店(B6/ゼノンコミックス)

ワカコ26歳。酒呑みの舌を持つが故に夜毎彷徨う…と言う、女の人が居酒屋で色々な酒や料理を楽しむマンガ。本当にただ酒飲んで料理を楽しむだけのマンガであるが、そのシンプルさがいい。酒や料理の趣味や嗜好はともかく、こういう「ただの一人呑み」はいいな…

賀東招二・大黒尚人「フルメタル・パニック! アナザー 5」 富士見書房(文庫/富士見ファンタジア文庫)

フルメタル・パニック! アナザー5 ブレイズ・レイヴン二号機(ROBOT魂)付限定版 (グッズ付書籍)作者: 大黒尚人,賀東招二,四季童子,海老川兼武出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2013/02/07メディア: 文庫 クリック: 24回この商品を含むブログ (6件) を見る…

朝〜夜…今期分のエアチェック

通常より二時間遅れで起床。 朝食後、ごろごろしながらエアチェックの消化。「ヴァルブレイブ」はまだ雑な感じ。MS…じゃないロボット戦は1話程ではなく。もう少し様子見。「フォトカノ」は1話と2話。グリーンリバーライト演じる部長がクズ過ぎて笑えるが、リ…

エドワード・D・ホック(木村二郎 訳)「サイモン・アークの事件簿IV」 東京創元社(文庫/創元推理文庫)

超常現象を求めながら何故か普通に事件を解決してしまう男、サイモン・アーク。その短編集も4冊目。この本では珍しく「私」の出ない「悪魔の蹄跡」や、寧ろ「私」の出自や過去に関する話である「黄泉の国の判事たち」「ドラゴンに殺された女」が収録され、既…

007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX【第二期】 キングレコード(DVD)

「007」シリーズのTV放送時の吹替版を収録したDVD BOXの第二期。「ダイヤモンドは永遠に」「死ぬのは奴らだ」「黄金銃を持つ男」「私を愛したスパイ」「ムーンレイカー」を収録。第一期と仕様は同じ。出色は「ダイヤモンドは永遠に」に収録の内海賢二版の吹…

ジョン・ディクスン・カー(三角和代 訳)「曲がった蝶番(The Crooked Hinge)」 東京創元社(文庫/創元推理文庫)

1年前アメリカから帰国し、爵位と領地を継いだ準男爵は偽物である。かのタイタニック号の事故に入れ替わった、我こそが本物であると主張する男が現れた。その決定的証拠があかされようとした矢先、不可解な殺人事件が発生し…と言う話。いわゆるフェル博士も…

高尾じんぐ「くーねるまるた」1巻 小学館(B6/ビッグスピリッツコミックススペシャル)

ポルトガルからの留学生、マルタさんの貧乏グルメ漫画。突出した「グルメ」と言う感じでもポルトガル紹介と言うものでもないけれど、所謂「日常系」の癒し漫画としてなかなか良いと思う。ラテンっぽい明るさのマルタと安価に楽しめる(かもしれない)料理の工…

007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX【第一期】 キングレコード(DVD)

言わずと知れた「007」シリーズのTV放送時の吹替版を収録したDVD BOX。第一期は「ドクター・ノオ」「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」「007は二度死ぬ」「女王陛下の007」までを収録。 先に問題点を挙げて置く。 まず声…

吉田戦車「まんが親 実録!漫画家夫婦の子育て愉快絵図」1巻 小学館(A5/BIG COMICS SPECIAL)

吉田戦車と伊藤理佐のまんが家夫婦の子育てエッセイまんが。吉田戦車はその独特な作風で好きだが、エッセイ(文章、漫画共)もまた独特で読んでいて楽しいのだが、このエッセイを見る限り、風呂場で号泣とかの場面などまあ色々あるのだろう、と思いつつも、何…

石田瑞麿「日本人と地獄」 講談社(文庫/講談社学術文庫)

インド由来で中国を経由し、仏教と共に「輸入」された「地獄」について、その歴史、構造についてまとめた本である。「古事記」等、昔ながらの日本における「黄泉」と異なる「地獄」の概念について、色々な書物から引いて説明しているのが興味深い。特に「神…

むらかわみちお「宇宙戦艦ヤマト2199」1〜2巻 角川書店(B6/角川コミックス・エース)

かつて一世を風靡した「宇宙戦艦ヤマト」のリメイクとして昨年より劇場・ビデオにて公開が開始され、2013年4月よりTV放送開始に決まった「宇宙戦艦ヤマト2199」の漫画版。 1巻あたり2話づつ進んでおり、概ねアニメに忠実であるがアニメとは敢えて構成を変え…

正木晃「密教」 筑摩書房(文庫/ちくま学芸文庫)

密教の定義に始まり、発祥の地インドからチベット・中国を経由して日本にたどり着く経緯、そして教学を概要した本。そもそも密教自体が宗教のアマチュアには良く分からないので、「取っ掛かり」の適度なガイド本として役立つと思う。代表的寺院や参考図書ま…

本日の踏み台昇降〜「神のみぞ知るセカイII」FLAG 5.0,6.0

夕食後に50分弱。 ちひろ編の2/3。ゲームでは「モブ」レベルだがリアルでは最大級の難敵と言うキャラだが、第一期と第二期でのキャラデザの差が原作者でなくとも「詐欺だ」と思うレベル。もし続きを作るならキャラデザを戻せ、話はそれからと思ったり。と言…

本日の踏み台昇降〜「神のみぞ知るセカイII」FLAG 3.0,4.0

夕食後に50分弱。 ハクア編。優等生が社会に出て苦労する話で、寧ろ活躍したのはエルシィか。ステレオタイプな所もあるがいい友情話。 EDがエルシィ&ハクアバージョンなのはささやかな優遇か。それにしても舞高野球部に笑った。関智一wwwww協力 島本和彦wwwww…

本日の踏み台昇降〜「神のみぞ知るセカイII」FLAG 1.0,2.0

夕食後に50分弱。 第二期の最初はファンシー武道家、春日楠編。原作より随分かわいらしくなってるのは気のせいか。「デゼニーシー」はまずかったのかな、権利的に考えて。 昨日は2時間程歩いた…結果今日になって下半身に甚大な影響が…のでパスしたのだが、踏…

本日の踏み台昇降〜「神のみぞ知るセカイ」FLAG 11.0,12.0

夕食後に50分弱。 栞編最終回と第一期最終回。栞編で特に感じたが、丁寧な作りだなあ、この作品。最終回の「集積回路の夢旅人」もバカバカしくて笑える。第二期に続くのが確定だから、と言うのはさておき、これは最終回EDとかwwwww。こういうバカ話を一話か…

本日の踏み台昇降〜「神のみぞ知るセカイ」FLAG 9.0,10.0

夕食後に50分弱。 読書狂、栞編。「無口図書委員」と言う事で原作では「地味だなー」と思っていたが、動いて声が付くとかなり印象が変わる。特に声は大事だね、やっぱり。 やはり20分が一つの壁。それを越えると30分40分はどういう事もない。「有酸素運動は2…