厨房の風景

夕方、茶でも飲むかと職場の厨房に行った。そこでは隣のグループの人達がそこで楽しそうに語り合っていた。
仲良き事は良き事哉とか言うし、別に私には関係ないから私が厨房に入ってもスルーするのはそれでいい。声掛けられても困るし。
だが、お湯を注ごうとしてもポットの前から厳然として動かず、私がそちらに向かおうと素振りを見せても華麗に無視された。
動こうともしない。完璧に無視。
結局、二秒程躊躇して、割と気が弱いのでそのまますごすご歩み去った。
実績はともかく、一応在籍年数では中堅レベルの筈なのだが、何この扱い。
いじめ?いじめなのか?役に立たない中年は茶を淹れる権利すらないのか?
そんな悲しみを鉄槌を落とされた職場の夕方の風景であった。