「名探偵ポワロ(Agatha Christie's POIROT)」第67話「ビッグ・フォー(The Big Four)」

ジャップ警視監からヘイスティングス大尉とミス・レモンへポワロの訃報が届けられる。ポワロは「ビッグ・フォー」と呼ばれる謎の組織を追いかけていたのだが…と言う話。
ポワロ、ヘイスティングス、ジャップ、レモンの4人がビッグフォー、と言うのはさておいてこの4人が揃うのは最終盤。 4人のやりとりをもっと観たかった。何しろ最後だし。実質的にはジョージがいい所をさらっていったなあ、と思う。
それはそれとして、本編は原作が原作なせいか物凄い改変をしかけてきた。個人的には原作のノリも嫌いでは無いが、普通に映像化したらどう考えても尺が1時間半では収まらないし、「ポワロらしさ」を出すにはこういうやり方もありだと思う。冒頭のポワロの葬儀から始まる展開が「もしや『カーテン』の前振り?」と思わせる妙な緊張感があり、最後の数分まで4人が揃わず「4人が揃うのは番宣スチルだけなのかと焦ったり一時間半結構楽しめた。それにしても「アシル」は観たかった気がする。ただのD.スーシェかもしれないけれど。