読んだ本

あさりよしとお「アステロイド・マイナーズ」1巻 徳間書店(B6/リュウコミックス)

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)

小惑星で水を掘る男、低軌道ステーションの新米パイロット、そして小惑星で生まれた子供たち。あさりよしとおの描く「地に足のついた」SF漫画である。作者らしい笑いや毒がありつつも、かなり真っ当な近い未来にあるかもしれない宇宙開発物語になっている。作中では徐々に時間が進んでいるようなので、今後どのような宇宙が描かれるのか楽しみにしたい。

松本ドリル研究所「この世を花にするために」1巻 日本文芸社(B6/ニチブンコミックス)

この世を花にするために 01 (ニチブンコミックス SH comics)

この世を花にするために 01 (ニチブンコミックス SH comics)

「ド」のつく田舎の少年、良太郎は縁結びの伝説のある桜の下で一人の少女と運命的な出会いをする。そして東京に出た良太郎達を待っていたのは…と言う話。ド田舎でツンデレラブコメかと思ったけれど、かなり直球なロボットものだった。特別な独自性は1巻の時点では見てとれないが、危機に陥った少女を救うため立ち上がる少年、と言う燃える展開で引きにしているので続きが気になる所。それにしても作者の人は「エルガイム」好きなんだろうな。

吉永裕ノ介ブレイクブレイド」10巻 ソフトバンククリエイティブ(B6/フレックスコミックス)

ブレイクブレイド (10) 限定版 (Flex Comix)

ブレイクブレイド (10) 限定版 (Flex Comix)

ブレイクブレイド (10) (Flex Comix)

ブレイクブレイド (10) (Flex Comix)

王都攻防戦最終局面。王都に迫るアテネス軍に対し、最後の逆転を図るライガット。そして戦いの果てに…と言う話。 1巻から続くクリシュナとアテネスの戦いに一区切りがつく訳だが、この巻の半分以上はゴゥレム同士のバトル。これはこれで潔い。ボルキュスと対峙したライガットの決断が…ジルグの件もあるしまあこれしかないかと思う。それにしてもデルフィグの「秘められた古代装備」とかは発動しないのね。ちょっと期待していたのだが。あと、限定版の表紙にもなっている王妃だがこの巻では存在感が無くて色黒隊長に負けている。もう少し頑張れ。