サイクリングと神社〜ついに…

何度も求めながらも失敗続けの神社参拝。今日こそは、と言う事で各種地図を徹底的に検討…この位勉強や仕事をすればもっと偉くなれただろうか…して、「白の稲妻」号でアタック。ルート的にはすっかり走り慣れた道になり、坂のトレーニングにも悪くないなあ…と言うのはさておき、目的とは違うが地図の検討で見つけた途中の神社に参拝。

よくある「村の鎮守」っぽい。本殿の裏には「寛政」年間の文字のある石像とかがある。中々古い。神社との関連は良く分からないが興味深い。それはそれとして「鎮守の森」も昔はもっと広かったのだろうか、と田んぼに囲まれた森を眺めながら思う。
そして更に先に進み、地図…今回は画像データにして近隣の地図を持ってきていた…を見ながら「これか?」と思う道を進む。木々で昼でも薄暗い山道を進んだ先、ついに求める神社と出会う!
いわゆる大手の神社ではないが、鳥居の扁額の「鎮国一宮」の文字や拝殿裏の石碑…文化年間のものらしい…にも言及されている「延喜式」の内容から、かなり由緒ある神社であるらしい。同じ名前の別の神社が「一宮」として名高い訳だが、ここから遷宮されたと言う説もある。一方、今の「一宮」の方の「本宮」は別の山にあるし、そもそも祭神からして異なっているのが不思議だ。こちらの神社は主祭神が「八幡神」だが、合祀されている神々が、軻遇突智命少彦名命伊邪那美命・菅原神とくる。軻遇突智命少彦名命伊邪那美命が揃うとかなり特殊な印象を受ける。黄泉や常世を連想してしまうのは私だけだろうか。いずれにしても興味深い。
そんなこんなでここしばらくずっと求め続けていた神社に出会えた喜び。とても充実した気分である。実の所、朝から「もうええわ」と気が悪くなるような事があったのだが、これですっきりした。神社仏閣はいい。心が落ち着くよ。私は他人と一緒に居られないのかもしれないな…と思いつつ、探索成功の喜びに浸るのであった。
どうでもいいが、この神社を紹介しているサイトがいくつかあるのだが…どれも「地番」が違ってる。しかも自治体レベルで!更に地図も間違ってるし、これのおかげでここ何週間も迷ったのだ。百聞は一見に如かずというか、情報は鵜呑みにしては駄目だというか、まあ色々と勉強させてもらったよ。今後はもっと綿密に調査をした上でアタックするよう心がけよう。ともあれまあ、よかったよ。