加藤五十六「肥満自転車」 エイ出版社(B6)

「メタボ医師の経験的自転車生活」と言う副題からも分かるように、所謂肥満体形な現役医師が自らの経験を通した自転車の乗り方を書いた本である。カバーや挿絵等はイラストレーターの加藤直之氏によるもので、それだけをみるとコミカルではあるが、文章自体は軽妙と言うよりは堅実で淡々とした記述である。「肥満だから自転車で痩せよう」と言う内容では無く、「肥満体形ならこういう乗り方をした方が」と言う正に「経験的」な話が多く、私自身も「肥満」とか「メタボ」とかの体形であり、自転車にも乗るので興味深く読んだ。言われてみれば当たり前だが、それだけに重要な事もあるので参考にしたいと思う。