宇宙戦艦ヤマト2199 第1巻 バンダイビジュアル(Blu-ray)

1974年に放送され一世を風靡した「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク版である。
2013年にTV放映との事だが何故かソフトが先に出ているようだ。
「完結編」より後の作品は未見で、実の所「今更リメイクもなあ」と思っていたが、ふと思い立って視聴した。第3巻のジャケットに真田さんとおかっぱ眼鏡の女性士官(?)がいたせいでは多分ない。
まず思ったのは「音楽の偉大さ」。1巻収録の1話と2話にはOPはついてない(特典映像にはある)のだが、「きりしま」帰還の場面で滅びかけた地球の所での「あーあーあああーあーあー♪」のスキャットには泣きそうになった。宮川泰は凄かった。音楽担当の宮川息子は妙なアレンジ入れずに継承した音楽にしてほしい。
本編については率直に言えば「懐かしい」部分と「新しい」部分に違和感がある。全体的に旧作は無駄な位に熱く重かったところがあったけれど、新作はそれよりはクールに軽くなっている気がした。
個人的にはキャラクターやメカが今風になるのはいいと思うし、声が替るのは40年も経てば仕方ない。多分そのうち慣れると思うが、ただ、艦隊戦はもう少し「それらしく」して欲しい。機動兵器と見紛うばかりの空間機動描写は些か興を削ぐ。 CGは便利だし、手描きが全てOKとも思わないが、前述の艦隊戦やこの巻の見どころの一つであろう、「大和」の偽装を排除して出現する「ヤマト」の場面もより重厚感が欲しかった。
何だかんだで思っていたより楽しめたので今後も視聴継続予定。次巻は多分「ワープ」「波動砲」に「冥王星」で、多分あると思う「反射衛星砲」とかがどうリメイクされるのか期待したい。