人相

朝、「デジカメ要るから貸せ。使い方教えろ」と親が言う。使い方が分かったら使いたくなったらしく「(練習で)写真とるから笑え」と言われたので少し付き合ったのだが、どうも顔が引き攣っていたらしく文句を言われた。
起きぬけで頭回って無い上に、昨夜「嫁の成り手がないお前はダメ人間」と言われ、「(知人の知人の知人の)36の人が23の人と結婚したらしい」と面識も何も無い人の例で論われた記憶が残っててにこやかに笑えるものか。若くて気立てと頭の良い常識的な女性とお付き合い出来るなら笑いもするが、そういう機会が無い上に、仕事でも上手く回せず焦ってばかりなので眉間に皺くらい寄るわ。
まあそれはそれとしても数少ない昔の写真…素面で写真撮られるのはあまり好きじゃない…と比べても、確かに表情は硬い。これが経年劣化だと言えばそれまでだが、こうやって心も体も年を取っていくのかなあ、と自分の不細工な人相を観ながら思い、絶望の中一日を過ごしたのであった。