値上げ

来月分のコミック発売予定を眺めていたら、小学館の新書版が5%程値上がりしている事に気付いた。少し前から講談社の新書版が値上げしていたが、小学館も追随するようだ。順次集英社やその他の出版社も追随するのであろう。出版不況が叫ばれて久しいが、利益確保の為と思われる。
世知辛い、と思いつつ、一部ヒット作以外は売れない状況を考えれば、値上げにより購入を控える層も出てくるのではないか、と他人事ながら心配になる。
モノを読むにはまだまだ紙を上回る媒体は無いので、読みたいものは買うけれど、電子媒体やオンデマンド等従来とは違う販路も考えないと出版業はますます厳しく、読者にとっても寒い時代が続きそうな予感がするのだが、TVでは相変わらずデフレ、デフレと連呼している。何なんだろうな、この温度差は。