地方の車窓から

特急電車で帰途に着く。
往路は集団行動であったが復路は一人。ついでに言えば往路はとても混んでいたが復路は十分に余裕があり、ゆったりと。
修学旅行のようにわいわい言うのも悪くはないが、一人でのんびりと行くのも良い。車窓の景色の移り変わりを見るのもまた楽しい。昔は移動時間がもったいなくて、本を何冊も抱えて一心不乱にそれを読んでいたが、風景を愉しむ余裕が出来たのは年をとった証拠だろうか。単に電車に酔うから、というのは考えないようにしよう。
いずれにしても電車の旅も面白い。移動手段としてではなく、移動を愉しむというのも大人の趣味、と思って良いのだろうか。自転車と組み合わせ、趣味の幅を広げる良い契機かもしれない。春に向けて少し真面目に考えてみようと思う。