ソノラマ

朝日ソノラマが先月一杯で営業を終了し、出版部門は朝日新聞社に引き継がれました。
ソノラマ文庫は小学生の頃から親しんできたシリーズで、今で言うライトノベルの走りだとは思いますが、それよりもっと懐深い、色々な作家・作品を抱えていました。そこから派生したともいえる新書版のソノラマノベルズというシリーズもあり、これも含めてまだ続いているシリーズもあり、今後どうなるかと心配しておりましたが、本日、今月の新刊として店頭に並んでおり、どちらもそのまま引き継がれたようです。一安心。
ただ、ソノラマノベルズは名称も装丁もほぼそのままでしたが、ソノラマ文庫は「朝日文庫ソノラマセレクション」と言う名称となり、背表紙や装丁が朝日文庫のフォーマットに近いものになり戸惑いが。まあ、昔の緑の背表紙から先月までの背表紙になったときもかなり戸惑ったのでこれはそのうち慣れるかな…
会社の形態が変った事で、まだまだ余談を許さない…人気シリーズ中心の「守り」の姿勢だけになりそうな不安が…のですが、馴染み深い「ソノラマ」が生き残って、面白い作品、懐かしい作品を出し続けてくれると良いな、としみじみ思いました。
それはそれとして、火浦功の「ニワトリはいつもハダシ 両A面」は平積みであるのに、笹本祐一の「複葉の馭者」が見当たらなくて、かなり悔しい。「バーンストーマー」はマイナーですが久しぶりに読みたかったのですが…週末探すか。