金星の太陽面通過

日食とか月食とか今年は「天体ショー」の当たり年だが、これまではどれもこれも「雨」とか「くもり」とかで何一つ見る事が出来なかった。しかし、今日は「金星の太陽面通過」であり、空は晴天。埃被って幾星霜と言う感じであった「日食グラス」が火を噴く…じゃなくて役立つ時がやってきた。
ウルトラアイ宜しく「デュワッ」とかは言わないが、日食グラスをかざして太陽を見ると、おお確かに「点」がある。定めしあれが金星か…って、ちっちぇえな、おい。「明けの明星」と言えば夜空でもひときわ明るく大きい星だが流石に太陽は一味違う。
なんだかんだで一時間毎に空を見上げて「ああ動いてる動いてる」と子供のように喜んでいたが、日食グラスの「元とった」と思えるにはまだ遠い。やはり日食は観たかった。まあ生きていればいつかまためぐり合う時がある…か?金星の太陽面通過は確実に無理だが。そもそもその頃まで日食グラスがそのままあるとも思えんが。