音楽CDあれこれ

ここ最近で聴いた音楽CDについてメモ。今時CDか?と思わないでもないが、どうも物理的な「モノ」がないとなあ…古い人間だから仕方ない。

「どこかで聴いたクラシック ・ピアノ名曲ベスト101」 ユニバーサル ミュージック クラシック(CD)

題名の通り、映画やドラマ、CM等「どこかで聴いた」ようなクラシックのピアノ曲を101を集めた6枚組CD。元々、サティの「ジムノペディ」の音楽が頭についてその題名が思い出せずにこのCDに手を出した訳だが、一通り聴いてみると「ああこれは」と言うものが多く、かなり楽しめた。一部には抜粋したもの、特定の楽章のみを収録している等、純粋に曲だけでみると不十分な気もするが、このCDを聴いて気になったら曲の完全版に手を出せばよいし、またその「インデックス」としては十分すぎるものだと思う。実際の所、久しぶりにサティの「ジムノペディ」「グノシエンヌ」やドビュッシーの諸作品を聴いたらやはり心の琴線に触れるものがあるので、そのうちまたゆっくり聴きたいと思う。

「-MYTH- The Xenogears Orchestral Album」 スクウェア・エニックス(CD)

今を去ること十有余年前に出たゲーム「ゼノギアス」の音楽を、オーケストラ版として再編成したCDである。個人的には好きなゲームで、音楽もいまだに良く聴くのだが、流石にオーケストラとなると壮大な感じになったと思う。前にアレンジアルバムもあったが、オーケーストラ版はオーケストラ版で中々よろしい。惜しいのは収録曲が限定されており、「紅蓮の騎士」「予感」「覚醒」等お気に入りな曲がなかったこと。追加で出ないかな、と割と本気で願う。

Xenoblade Original Soundtrack」 Dog Ear Records(CD)

Wiiをプラットフォームにして2010年に出たゲーム「ゼノブレイド」。「ゼノギアス」「ゼノサーガ」のスタッフが集まったと言う事で気になっていたのだがWiiを持ってないので未プレイ。しかし、音楽は評判が良いので聴いてみた。「ゼノギアス」「ゼノサーガ」とはまた別の作曲家の手になるもの…一部に光田氏の作がある…だが、機神と巨神が戦った世界、と言う壮大な感じの音楽が耳に心地よい。プロローグから引き込まれる。今の所ゲームに手を出す予定はないが、音楽は音楽で楽しみたい作品である。

「the Garden of sinners-劇場版「空の境界」音楽集-」 アニプレックス(CD)

全七章+終章からなる劇場版「空の境界」。終章を除く各章の初回限定版に付属していたサウンドトラックをまとめたもの…だと思う。 7枚になるとまとめて聴くには些か億劫になるが、2枚にまとまると通して聴きやすくなる。梶浦由紀らしい、ケレン味のある音楽がBGMとしてなかなかいい。出来れば主題歌もまとめて欲しかった、と思うのは贅沢だろうか。