リボンズ・アルマーク率いるイノベイド達との戦いから2年。ソレスタル・ビーイングは未だに活動を続けていた。大昔に難破した木製探査船、エウロパの帰還が地球圏に新たな危機を引き起こす。「来たるべき対話」とは…と言う話。ノベライズ版を先に読んでしまったのでストーリー的な展開に驚きはなく、そのノベライズ版は割とまとまった上に細かい補完にもなっている事を確認する。これにて刹那の物語は終わりだが、外伝等色々展開できそうなつくりになっているようなので、人気次第で続編もあるのかもしれない。それはそれとして、CBや連邦軍対ELSの戦闘は圧巻で、速過ぎて目が追い付かないレベル。粗を挙げれば単調と言えない事もないけれど、MS戦ではなかなかのレベルかと思う。肝心のストーリーだが、ガンダムマイスターだけでなく、グラハム・エーカーやアンドレイ・スミルノフ、パトリック・「マネキン」ら、その他の面々にも光を当てており、それぞれ楽しめるのではないかと思う。それにしても子熊こと、アンドレイの場面で「石川智晶」は反則レベル。あれは泣くわ。その分かどうかしらないが、フェルトの報われなさが際立っており、その他尺の足りないような部分もあるが、概ね二時間楽しむ事ができた。
