露木幸彦「婚活貧乏 結婚してはいけない人を避ける方法」 中央公論新社(新書/中公新書ラクレ)

どのあたりは流行ったのかしらないが「婚活」と言うのが流行っているらしく、少なくともマスコミでは少し前まで矢鱈と連呼していた。私自身も年齢が年齢なので活動するか諦めるかの岐路に立たされているから、多少は興味を持たざるを得ない今日この頃。この本は「婚活」とその結果を実例を用いて「こういう人は気をつけよう」と言った趣旨の本である。例を読む限り、「どっちもどっち」なものばかりで慌てて客観性を欠いた判断をしてはいけないのだな、と言う事は分かるが、そういう連中ですら結婚出来るのに私ときたら…と自嘲する他無かった。もう少し人物の見分け方とかがあるのかと思ったが、新書の限界かかなり通り一遍の感じがした。細かい所は個別相談して、と言う事か。そもそも出会いの無い私には関係ない本であった。