安永航一郎「青空にとおく酒浸り」2,3巻 徳間書店(B6/リュウコミックス)

ナノマシンをその身に宿した小朝と篠のドタバタコメディの第2巻と3巻。安永航一郎の単行本新刊を一ヶ月に二冊…一冊は先月からの繰り越しだが…も読めるとは驚きである。表紙の「おとうさん」が徐々にフェードアウトして更なる変態が次々登場する訳だが、安永節は相変わらずである。「火星人」とか昔の作品のネタや「瀬戸内海の西の方」のネタとか知ってれば死ぬほど笑えるが、相変わらず読者を選ぶあたりも相変わらず。どちらかといえば「選ばれた」方の私としては「いいぞもっとやれ」と喝采。まだまだストックはあるらしいから今後も安定的に出してほしい漫画である。