「坂の上の雲」第5回「留学生」 NHK(ドラマ)

第一部完。前回森本レオ演ずる「曹長」の妙なチグハグ感…森本レオが悪い訳ではなく脚本・演出の問題…で、このドラマもNHKの悪い癖が、と不安になったのだが今回は持ち直したと思う。子規の上方巡りは「柿食えば」の句等と共に死を予感させる演出や当時の世界情勢の描写等は悪くなかった。今回は秋山兄弟より広瀬武夫の見せ場が多く、アリアズナもしっかり出てきた。ロシアのロケもしっかりやっていてNHKの力の入れようが分かる。日露戦争につながる伏線も出てきた所で最終回、と言うのもきつい話でやはり一年で一気にやって欲しかったな、と思った。第二部も楽しみにしているが、脚本・演出で「悪い癖」を出さないようにしてほしいものだ。