語学習得〜学問に王道無し

私は日本語しか出来ない。
ただ日本人だが日本語が「完璧か」と言われると少し困る。母国語ですらそうなのだから、況や外国語においておや、だ。
しかし年に何回か「外国語を覚えたい!」と思う時がある。今、踏み台昇降のお供は「スターゲイトSG-1」である。これにはラテン語ギリシャ語(のような言葉)がしばしば出てくるので、これを見ているとダニエル・ジャクソンになりたいわけでもないが、ラテン語ギリシャ語を勉強したくなる。前者はちょっとかじったものの難しいので放置状態だが、久しぶりにテキストを読んでみようかと言う気になるから我ながら単純だ。
ただ、どの言語でもそうだが、文法は難しいしそもそも単語が覚えられないので困る。挫折の一因は正にこれなのだが、心身共に衰えの目立つ中年なので記憶力の向上は望むべくもない。なんとか楽に覚える方法はないだろうか。
「学問に王道無し」と言う位だし、「王道」に気付く程の頭の良さがあれば外国語習得など朝飯前であろうから、凡人は地味に苦労して覚える他ないようだ。道は長いが多分もう少しは生きていられそうなので、「やってみたい」と言う気がある内に再開してみるか。
どうでも良いが、「王道」というとつい孟子の言う所の「王道」を思い浮かべる。しかし「学問〜」と言う事場の場合は「royal road」の訳(の筈)なので、世界史的には「王の道」と言うべきだよなあ、と思ったり、寧ろ「学問に覇道無し」の方が分かり易いよな、と思う今日この頃。まあそんなバカな事考える余裕があれば単語の一つでも覚えろ、と思う自分が居るのだが、これは多分正論で、天の声なのだろう。残念ながら凡人はそれに素直に従えないから凡人なのだが。
ともあれ、ALEA JACTA EST、と言うほどではないが「思い立ったが吉日」と言う言葉もあるから久々にテキストを開いてみよう。きっとそれもまた天の声だろう。多分、きっと。