朝〜夜

通常時刻に起床。
宿の部屋は清潔でベッドの寝心地も悪くは無いのだがエアコンの音がとても気になって夜中に目覚める。電源を切ってまた寝るが暑くなってまたエアコンを入れる。更にしばらくするとまたエアコンの音が気になって… と言うのを二時間おきにやっていたら朝がとても爽やかで無かった。秋や冬なら気持ちよく眠れたのだろうか?
夜はかくのごときであったが、朝食は悪くは無かった。おにぎりや簡易サラダやインスタント味噌汁ではあるが、まあこれはこれで。ついついドーナツやバナナ、ヨーグルトまで食べてしまい朝からお腹が一杯である。これで休みなら言う事は無いが世の中そんなに甘くにないのである。
湯を浴びて少しのんびりしてから電車で出勤。座れたので一安心する。
日中から夜に掛けてお仕事。
夜撤収。少し前までなら「夕方」と書くべきであったが既に「夜」であった。季節の変わるのは早い。
駅に移動する間、電車までとても時間がありそうなので書店でも物色するか、と時間調整について考えるがほんの少し心が躍っていたのは秘密である。そんな淡い思いを抱えて駅に着いたら想定した電車より一本早いものに乗れる事が判明。慌てて改札口を突破してホームへ向かう。傍目ではデブの中年がどたばたしていた、としか目に映らなかったであろうが、本人は西村京太郎のトラベルミステリーの犯人の気持ちで一分一秒と争っているつもりであったのだ。その努力の甲斐あってなんとか電車にのっておちつく。土産をどうこう言われたような気もするが気のせいだろう。そうに違いない。
最寄駅についたら真っ暗であった。本当に季節はすぐに移ろうものだ。
家に戻ってのんびりする。本が到着していた。それは良いが部屋の整理をしないと既にベッドの上まで侵食されているので困る。週末の天気次第ではまた引きこもりだがその際、少しは体積を減らす事を考えよう。